【話題のホテルに泊まってみよう】ナインアワーズ浅草
出張や旅行、あるいは残業。都市の宿泊に必要な機能とは何でしょうか。1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)この最もシンプルな宿泊の概念を基に「9h」は都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供します」
ナインアワーズのコンセプトです。
183カプセル(男性80、女性103)、建物は9階建てで1棟まるまるナインアワーズです。
1・2階にカフェ、2~4階が女性用フロア、6・7階が男性用フロア、9階に受付があります。
1階のカフェの横の専用エレベーターに乗ると9階の受付へ。
受付にはスタッフが2名。英語堪能なフレンドリーな若い女性が笑顔でお出迎えしてくれます。
9階と8階にそれぞれ男女用のロッカーとシャワー、洗面室があるので、男性はそのまま受付の横のロッカーへ。女性は階段を降りて8階のラウンジからロッカーへ。
ロッカーにはトランクが置けるスペースと上下のロッカー、QRコードをかざすと解錠ができます。このQRコードは館内全ての鍵となっています。着替えてカプセルへ。
アメニティはタオル大小、歯ブラシ、スリッパ。その他は必要に応じて50円~200円でレンタルできます。
カプセルは廊下の両側に2段づつ。
どこかの航空会社のファーストクラスでも採用されそうなデザインのカプセルです。ベッドの寝心地も良いです。壁にはUSBコンセント付き。
廊下の突き当りには避難用バルコニー。こちらは消防法での設置が義務つけられています。
エレベーターホールの反対側には共用ラウンジがあります。
ちなみに、宿泊室やラウンジのドアノブに「Quiet Please!」と書いてあるからかわかりませんが外国人の宿泊者もひそひそ話をしているのは何か面白い光景でした。
外壁を取り囲むように配置された階段は各階の共用ラウンジ外部を繋げると同時に、避難用としても機能するようになっています。
宿泊室は「眠り」に特化しているので、浅草寺や花やしきなどの浅草が一望できる眺望は共用ラウンジから見えるようになっています。また、外観のアクセントにもなっていてとても上手く計画されているなあと感心しました。
男性フロアの客層は、日本人観光客:ほぼ0、日本人ビジネス客:10%程度、外国人観光客(欧米系)30%、外国人観光客(アジア系)60%という感じです。
また、ラウンジを利用している日本人の女性は就活中の学生が何人かいました。
宿泊:4,900円~(とはいえ、曜日によって1,500円~5,000円程度と変動)
仮眠:1,000円~
シャワー:700円
(渡辺博之)