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マレーシアに行った話

15年ぶりにマレーシアの首相にマハティール氏が返り咲きました。

その総選挙の真っ只中のマレーシアに行ってきました。とは言え、マレーシアの選挙はすごく地味なようで、日本のような選挙ポスターも無ければ街宣車も見かけませんでしたが。

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マレーシアはマハティール首相時代(1981年~2003年)に経済発展を遂げ、国民一人あたりのGDPが2倍になりました。その政策こそ「ルックイースト政策」。これはウエスト=欧米ではなくイースト=日本型の戦後復興の経済発展モデルを取り入れる政策です。

 

マレーシアは永年、イギリスの植民地であり、その後日本に占領されます。戦後すぐに独立したわけではなく、1963年まで再びイギリスの植民地支配を受けました。独立後はマレー系、中華系、インド系が共存する人口2300万人の東南アジアの代表的な国です。

 

クアラルンプールはイギリスの植民地時代に建てられた歴史的な建築物が多く残されています。多民族国家であり、しかもイスラム教(マレー系)、仏教(中華系)、ヒンズー教(インド系)の寺院も共存している寛容な街です。

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マラッカはイギリスのではなくオランダの植民地でした。街全体が世界遺産です。街の中心地にはキリスト教会があり、中華系の貿易商の町家が残されています。

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プトラジャヤはマハティールがクアラルンプールからの遷都のために造った計画都市です。王宮はクアラルンプールのままなので首都はクアラルンプールのままですが、首都機能はプトラジャヤにあります。クアラルンプールと国際空港との間にこの都市を計画するなど、クアラルンプールという都市の拡張計画という意味もあるように思います。

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(渡辺博之)

   

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