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今年の冬。エアコン大丈夫でしたか?

今年は例年に比べて、管理物件からのエアコンの問い合わせが多かったですね。

特に大雪が降った週は多かったです。

■暖房運転に設定しているのに、エアコンから暖かい風が出てこない。

■運転開始から5分くらいで止まってしまい、しばらくすると、また運転を開始する。

■室外機から異音がする

そんな時は、まず室外機のチェックをしてみましょう。

それらの原因は、エアコンが部屋を暖める仕組みにあります。


エアコンの仕組み
 
 
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エアコンは暖房運転をするとき、屋外の熱を部屋の中に移動させています。
実は、冬の冷たい空気の中にも熱が含まれており、その熱をどんどん取り入れることで、部屋を暖めているのです。部屋の空気に含まれる熱が多いほど部屋は暖かくなります。
 
室外機は、熱を含んだ屋外の空気を吸い込み、冷たい空気を吹き出しています。吸い込み口がふさがっていると、空気を効率的に吸い込むことができません。
 
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また、吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を、

室外機が再び吸い込んでしまう「ショートサーキット」という現象が起こります。

すると、屋外の熱を効率よく取り込むことができず、電気代が高くなってしまうばかりか、暖房運転が停止してしまうこともあるのです。

その為、エアコン室外機の周りを空けておいた方が良い理由です。

 
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冬は、吹き出し口が塞がれてしまうと、部屋の中の冷たい空気を室外機が室外機から排出されず、同じ空気が循環してしまいます。

そうすると屋外の熱を効率よく取り込むことができなくなり、暖房運転が停止してしまうこともあるそうです。


室外機に霜が付く理由

冬季のエアコンの不調には、エアコンの室外機内部の熱交換器に霜が付くことが関係しています。
暖房運転時、室外機は屋外に冷たい空気を吹き出しています。
その際、室外機内部の熱交換器は非常に冷たくなっているため、空気中の水蒸気が熱交換器に結露して凍り「霜」となります。
また、溶けた雪が凍り付着することもあります。
熱交換器に霜が付着してしまうと、室外機の空気の吸い込みが妨げられ、屋外の熱を効率的に取り込むことができなくなってしまうのです。そのためエアコンには、熱交換器に付いた霜を溶かす霜取り運転の機能が付いています。
凍りついた室外機に熱湯や水を大量にかけると、室外機の底板に溜まった水分が凍って膨張し、ファンや室外機内部の部品を損傷させる恐れがあります。


霜取り運転
霜取り運転は、一時的に、通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かします。
一般的に霜取り運転時は、エアコンから暖かい風が出てこないため、故障したと勘違いしてしまいがちですが、霜取り運転を開始してからしばらくすると霜が溶けてなくなり、通常の暖房運転が再開しますのでご安心ください。霜取り運転で霜を溶かす際、周囲との温度差により湯気が発生することがあります。また、霜取り運転中に、室内機から「プシュー」という音が出ることもありますが、これはエアコン内部で冷媒の流れが切り替わる音です。「シャー」「ポコポコ」という冷媒が流れる音が聞こえることもありますが、これは故障ではありません。

今年は特に寒さが厳しかったので目立ちましたね。

そろそろ3月の声が聞こえてきます。新規物件の竣工や繁忙期も続きます。
「春よ来い」と祈る日々です。
 

岡村 尚人

      2018/02/21

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