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センチメンタルジャーニー~札幌・登別編~

 

いよいよ札幌を発つ時がやってきました。
札幌から登別、最終地の室蘭へと南下していきます。登別(あと洞爺湖も)はここの温泉旅館が母の室蘭にある実家が営んでいた店(水産業)の卸し先で馴染みがあり、幼少の頃よく行っていた温泉地ということで、室蘭に行く前に手前の登別の温泉宿で1泊する計画をたてていました。

 

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出発の日は7時半の起床、最上階大浴場の朝風呂、朝のビュッフェ(初めはビュッフェでテンション上がっていたものの連日でだんだん飽きてくる)のルーチンをこなし、11時のチェックアウトまで部屋でテレビを見ながら荷物のパッキング。(テレビではずっと日馬富士の暴行事件の報道が流れていました)キャリングケースは部屋のバスルームのロクシタンのアメニティや部屋についていたコーヒー豆(部屋には手動のコーヒーミルやファイヤーキングのコーヒーカップがありました)でズッシリと重くなっています。
そう、歯ブラシ、スリッパなどホテルについている備品はお持ち帰りするたちです。

 

11時にチェックアウトして、旅行前に予約していた登別行きのバスの出発は13時半と時間がまだあるので、フロントに荷物を預け、近くで歩いて行ける名所の観光に出かけました。
まずはホテルのすぐそばの、札幌にきていてまだ行っていなかった時計台に向かいます。
時計台は、 地味、 街に溶け込みすぎて通り過ぎる、写真でみるより小さい・・・、など「がっかりスポット」と揶揄され、かわいそうな扱いをされている名所です。
そうは言われているものの、札幌にきたら時計台は撮影スポットとしてははずせないところで、とくに夜はライトアップされきれいで、外国人観光客もたくさん来て通る道すがら写真を撮っています。(親切にもバックに時計台がいいアングルで上までばっちり映る踏み台もついています)

時計台の前で写真を撮ったあと入口をみると、入場料が200円と良心的だったので、中に入ることにしました。札幌には何度も来ていますが、時計台を見学するのはおそらく初めて。
中に入ると、明るく元気いっぱいの白髪の年配の女性の観光ボランティアガイド(外国人観光客に英語で話しかけたりするなどインテリな感じのする女性)が案内についてきてくれて、ひとつひとつ丁寧に説明してくれます。北海道庁旧本庁舎といい、札幌は観光名所の見学には熱心なボランティアガイドがついていて、観光に力を入れているなあと感じます。
ただ写真と説明のパネルをみるより、断然理解の深さが違ってきます。

 

ボランティアガイドの説明で、時計台は元々札幌農学校(北海道大学の前身)の演武場として建てられ、学生達の兵式訓練の場や、中央講堂としての役割を担っていたことがわかりました。2階は講堂が再現されており、外観のわりには中が広く感じます。
時計台のコーナーでは時計台の歴史の説明があり、母校のキャンパスの時計台の校舎が紹介されていて、懐かしかったです。
説明を受けているついでに、自分は札幌の病院(札幌天使病院)で産まれたという話をしたら、ガイドの方が「あら~、わたしも天使病院で息子ふたり産んだのよ~」とおもわぬ接点があることわかり、盛り上がりました。

 

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がっかりスポット、時計台

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2階は講堂を再現したホール 意外に広い

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2階で同じ型の時計機械を見学できる

 

時計台を後にし、続いてはさっぽろテレビ塔へ。さっぽろテレビ塔は長さ1.5kmにわたって札幌市街中心部を横切る大通公園のはじっこに位置しています。中に入ると、展望台入場料が720円とあります。うーん、どうしようかな・・・
考えて展望台に登るのはやめにして、入口のフロアのみやげ屋をさらっと見るだけにしました。ちなみに展望台は札幌JRタワー展望室T38(タワースリーエイト)というスポットもあり、そこは北海道一の高さを誇っています。入場料はさっぽろテレビ塔と同じ720円。忖度されている料金となっています。
それにしても、札幌の街は信号が歩車分離式なので、信号で止まっていてもちゃっちゃか歩ける東京の信号に慣れている身としては信号待ちの時間が長く少しストレスに感じます。

 

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札幌は信号待ちの時間が長い

 

二条市場にも立ち寄ったあと (築地市場を想像していたが全くしょぼかった) 、ホテルに戻り荷物をピックアップし、札幌に別れを告げ登別へ向かいます。
登別へは旅行前に予約をしていたバスで行きます。
バスは旅館が出しているもので宿泊者しか乗れません。 このように登別温泉の大型旅館はおのおの札幌から直通バスを運行しています。(有料) 今回のバスは3つの旅館の共同運行です。バスには私たちの他に中年の夫婦2組とおばちゃんの4人グループが乗っていました、4人で集まるのは久しぶりなのか移動中ずーっとおしゃべりしていました。

 

登別までは道央自動車道のサービスエリアのトイレ休憩をはさみバスで1時間半、2時間かかった旭山動物園のある旭川より近いです。 着いたのは15時すぎ、バスから降りると雪混じりで登別かなり寒いです。 周りは山山山、山間の温泉街に大規模ホテルが立ち並んでいます。都会の札幌から風景が一変、山奥に来たなあと感じます。
登別の語源はアイヌ語の「ヌプルペッ」、「白く濁った川・色の濃い川」を意味するといわれ、温泉の泉質は9種類、湧出量1日1万tという湯量の豊富さは道内一を誇ります。

 

泊まる宿は時代を感じさせる 240室ある老舗大型ホテルです。入口には地獄をイメージしてか青い顔をした鬼のオブジェが立っていて、ゲームセンターや スナックも あり、およそシックな感じとはほど遠いホテルです。札幌ではスタイリッシュモダン(ホームページにはそう書いてある)のホテルだったので、ギャップがものすごいです。
ともかくチェックインして部屋に入り、荷ほどきをし、小一時間ほど休憩して、暗くならないうちに(札幌といい、暗くなるのが早い)地獄谷まで散歩します。

 

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ホテルにはショッピングセンターなみに立派なゲーセンがありました

 

地獄谷までは温泉街を抜け徒歩8分、強烈な硫黄のにおいが鼻を突きます。
荒涼とした風景が眼下に広がります。これに似た風景は箱根の大涌谷ですが、登別はもっとすごみがあります。
学生のころに青森の恐山に行ったことがあるのですが、恐山を思い起こさせる荒々しい風景でした。

 

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三途の川を彷彿とさせる風景

 

ホテルは夕食はつけなかったので、温泉街にある居酒屋に入り豚丼の夕食を済ませ、ホテルの大浴場に行きました。
露天風呂に入ろうとしたら外は雪で露天風呂までの通路がめちゃくちゃ寒い!
肩から上は冷え冷えで下はあったかい、雪見風呂となりました。

 

(のげ)

      2018/01/12

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