戸建住宅へのディスポーザー後付け設置って…
現在、分譲マンションから戸建て住宅に住替えするお客様からの相談です。
奥様は、ご結婚されて新築分譲マンションに住み始めてから調理を日常的に行うようになった為、
ディスポーザーがついているのが当たり前と思っていたようです。
戸建住宅でどうしても付けたいので何とかならないかと相談を受けました。
※ディスポーザ排水処理システムとは、ディスポーザで粉砕した生ゴミを含む排水を、排水処理装置で処理してから下水道に流すもので、環境に与える負荷が増大しないことを目的とした設備です。
東京都下水道局によると、
東京23区内では、東京都下水道条例施行規程により「ディスポーザ排水処理システム」以外のディスポーザは設置できません。
※ 無届で設置した場合、設置者と施工業者が東京都下水道条例に基づいて処分されることがあります。
日本下水道協会が作成した「下水道のためのディスポーザ排水処理システム性能基準(案)(平成25年3月)」による規格適合評価及び製品認証を受けたものを設置することができます。
※ 設置する場合には、排水設備の新設等の届出が必要です
確かにディスポーザーは生ごみの処理が楽で、一度使ってしまうとこんな設備は
有りません。
分譲マンションから戸建て住宅に住替えする際に諦める設備やサービスとして
■ディスポーザー
■24時間ゴミ出し可能システム
と言われます。一戸建て用のディスポーザーが開発されていますが、
まだ、マンション用よりも処理能力が小さいようです。
とは言え「生ゴミを粉砕し、処理する」ことに違いは有りません。
施工業者も言われてみれば…確かに。との事で慌てて調べたとの事です。
お客様もついてるのが「当たり前」と考えてたようです。
専用機器と定期的なメンテナンスが必要なので、只今検討して頂いております。
人によっての「当たり前」は異なるのですね。
環境問題の取り組みに積極的な自治体ではディスポーザー導入推奨のための検討がなされているようです。
平成26年度で、全国で少なくとも1,070の自治体が何らかの助成措置を講じているようです。
なお、助成金制度の有無は最寄りの自治体にお問い合わせください。
岡村 尚人