フィンランド・デザイン展
府中市美術館で行われている「フィンランド・デザイン展」に行ってきました。
都心から少し離れた府中、「都立府中の森公園」の中にあります。
夏休みにフィンランド・ヘルシンキに行って来たばかりなので、復習を兼ねて行ってきました。
フィンランドデザインの中で「インテリアデザイン」に特化した展示なので、非常に解りやすく
共感できる作品が多く展示されています。
「アルヴァ・アアルト」等の家具の「artec」
「マイヤ・イソラ」等のテキスタイル「marimekko」
「カイ・フランク」「オレバ・トイッカ」等の食器の「Ittala」
「トーベ・ヤンソン」等のアートや広告
日本で好まれているフィンランド生まれの日用品を総合的に展示されています。
フィンランドデザインの核心は「人間と自然との調和」とありますが、全体を
通してみてみると、デザインモチーフは「自然」から得ているという事が良く解ります。
今回の展示で初めて知った事がありました。
それは、「カイ・フランク」の食器のコンセプトでした。
「用途ごとに器を使い分けるヨーロッパの伝統的なディナーセット。その固定概念を覆したのが
カイ・フランクです。余分な装飾を排したシンプルな色と形、用途を限定しないデザイン」
そのような意図があったのですね。知らずに使っていました。
その他、「marimmeko」の日本人デザイナー「石本藤雄」さんや、「ARABIA」の「ヘイニ・リータフフタ」の展示も楽しめます。
観覧料は一般で900円と格安!都心では考えられない価格。しかも自然の中の美術館です。
展示室に入るエントランスはショップと家具の展示・スタンプスペース。ここまでは無料なので
子供たちが遊具の様に遊んでました。
公園遊びのついでに如何ですか。
岡村尚人