UberEATSの凄さ
Uberといえばシェアリングエコノミーということくらいしか認識はありませんでした。
『一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している。』とのことですが、日本においてはなかなか自分の空き時間を利用して相乗りをする文化がないし、運転手のマナーも行き届いている(むしろ乗客の評価のほうが必要?)わけでなかなか認知度が上がらなかったというのが実情でしょう。
しかし、最近会社の近くで良く目にするのが「UberEATS」の大きなカバンを背負って自転車を走らせる若い人。
調べてみるとこれ、Uberの新たな出前サービスでした。しかしこれが、かなり凄いのです。
まず、利用者はアプリをダウンロードし、利用登録をします。
お腹が空いたらアプリにあるお店のメニューを見て注文します。
注文を受けたお店は料理を作ります。
注文は同時にUber経由で近くの配達員にも知らされます。
料理が出来上がる頃に配達員が料理をピックアップして利用者のもとに届けます。
お店から見れば、通常の出前とは違って配達のコストがかかりません。狭いお店でも、人気店であれば席数以上の売上を見込めるようになります。
利用者から見れば今まで出前では食べられなかったお店の料理が食べられます。移動時間や待ち時間を節約できます。
そして、配達員は登録制で好きな時に好きなだけ働くことが出来、通常のアルバイトとは違う働き方ができます。店長がムカつくから辞めるとか、思ったよりシフトが入れてもらえず稼げないということがなくなります。
まさに、アプリひとつで世の中の仕組みを変えてしまう可能性がありますね。
(渡辺博之)