タイル仕上の建築について
建築物の仕上において、タイルで仕上げる手法があります。
タイルの材料代がかかり、また、職人の手間賃がかかる為、安くはない仕上ですが
長年経過しても安定した美観を確保できる仕上だと思います。
タイルの普及の為、コストを抑える工夫がされてきました。
一例で、
・接着材の開発(昔はモルタルをタイルの裏にのせ、圧着する方法が主流でありましたが
施工効率の向上や落下防止の対策で開発されました。)
・マスク張り(タイル1枚1枚ではなく、1ユニット事に貼っていく方法)
etc
定期的にタイルの状態のチェックを行い、補修を行っていくと
こちらの建物は、築50年以上経過しております。
こちらの建物は、築40年経過しております。
メンテナンスを怠ると、
こちらの建物は、上の建物よりも若く、築30年程です。
脱落した箇所から水が浸透し、他のタイルの接着力の低下だけでなく、
内部のコンクリートや鉄筋の劣化につながり、躯体の品質の低下にも
つながってしまいます。
定期的なチェックと補修を行う事が重要です。
<T.O>
2017/05/25