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「外国人向け賃貸住宅」ノウハウと実践を読んで…

社内勉強会で話題にでた「外国人向け賃貸住宅」ノウハウと実践を読みました。

著者は1970年代のアメリカやイギリスで長期滞在経験をし、
月々の安い家賃で気軽に生活できる住宅を目にしたことで、自身でも
外国人向け賃貸ビジネスを始めてきたとの事です。

 

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本著で紹介されている内容は、ハード面よりはソフト面が充実されており
コミュニケーションの取り方や、世界でも日本のみかかる「礼金」等を入居時に
どのように説明しているか…などの実務的なマニュアルです。

当社の管理物件にも、外国籍の入居者がおります。
ヨーロッパやマレーシア、中国からの留学生やビジネスマンの方です。
近隣からのクレーム対策で夜間の騒音問題や、ごみの捨て方等経験してきました。

外国籍の入居希望者の際、最初に確認するのは
「日本語でのコミュニケーションは可能ですか?」
です。あたりまえですが基本的な事ですね。

本著でも「押させておきたい4つのトラブル予防策」として

①「相手が理解できる言葉で丁寧に説明する」

②「外国人の理解をスムーズにする「ツール」を使う」

③「必ず守ってほしい生活ルールは「契約書」に明記する」

④「建物管理者など緊急連絡先を明確に一覧化」
②のツールの活用では「Google翻訳」等が紹介されています。
今まで使う機会が無かったのですが、使ってみるとかなり便利。

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また、海外賃貸事情も豊富で、ドイツの賃貸借契約書は、契約内容が細分化されていて

騒音についても居住者への配慮として時間制限や禁止事項が細かく規定されているようです。

オーディオやテレビの音量制限、シャワーの使用可能時間帯、バルコニーでカーペットをたたく事が

可能なカーペットたたきの曜日並びに時間の制限等。

これらは契約書に記載されているだけでなく、違反した場合には住民にペナルティが課せられるとも言います。

国籍別の部屋探しの特徴や各国の賃貸契約事情などを紹介されています。

岡村 尚人

   

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