朝ドラ「エール」最終回
NHK朝ドラ「エール」が本日、最終回を迎えました。
正確には明日にコンサートの最終回があるのですが、ドラマとしては、本日が最終回でした。
コロナで撮影がストップして約2か月半も休止期間があり間が空いたりしてどうなることかと思いましたが、終わってみれば面白かったですね~。
休止期間から再開し、戦時中にはいってからガラッとトーンが変わり、主人公や仲間たちに大変な苦難が訪れました、そこからドラマが一気に深みが増して見ごたえが出てきました。この期間主題歌を流さなかったもいい演出でした。
あと途中コント始まったりとかけっこう遊び心があってそれもよかったですね。
えっ、今日最終回なの?!というフェイントもありましたし。最終回が歌番組というのも斬新です。
それにしても、今回の「エール」のモデルの古関裕而氏は、実にたくさんの歌をつくっているんですね。
こんないい歌をたくさんつくっていた作曲家なのに、このドラマを視るまで知りませんでした。
いちばん有名なのは甲子園の「栄冠は君に輝く」ですよね。
阪神タイガースの「六甲おろし」もつくっていましたが、「ジャイアンツ、ジャイアンツ~♬」の巨人軍の応援歌も作ってたんですね。
そして、早稲田大学の応援歌もつくっていたと思えば、慶応大学の応援歌もつくっていて、まあ、節操無くなんでもつくってたんですね(笑)
あと、「長崎の鐘」がドラマで流れていた時は、両親二人とも自然と口ずさんでましたね。
みんなが聴いていた曲なんだなと思いました。
最終回は、大作曲家が亡くなる直前に主人公にあてた手紙を読むところがフィナーレなのですが、その大作曲家を演じていたのが志村けんだったんですよね。
もうけんさんいないんですよね。ドラマとリアルと重なるというか不思議な感じでした。
けんさんは結局このエンディングを視ることはないんだなと思うとちょっと切なかったですけど、最終回の「志村けんに捧ぐ」この終わり方、とてもよかったです。
今回のドラマは出演者がコロナで亡くなる、長期間の撮影の中止といろんな苦難がありました。
そういう意味でも、「エール!」は心に残る朝ドラだったのではないでしょうか。
(のげ)
2020/11/28