るーみっくわーるど
先日、秋の褒章が発表されましたね。
俳優の中井貴一、日本サッカー協会の田嶋氏(田嶋氏はコロナにかかって注目されましたね、大学のときの体育の時間に田嶋氏からサロンサッカーを習っていました、今では考えられませんが当時は細くてとってもさわやかな先生で教え方もうまくて人気がありました)をはじめ様々なひと、団体が受賞しました。
なかでも高橋留美子が紫綬褒章を受章したことが個人的にうれしかったですね!
高橋留美子自画像(彼女らしい味がある自画像です)
紫綬褒章を受賞された女性マンガ家は、長谷川町子、萩尾望都、竹宮恵子に続く4人目。
なかでも高橋留美子は女性としてコミックスの累計発行部数が2017年に2億冊を突破した初めての日本人でもあります。
「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」などが代表作ですが、「うる星やつら」は今でもCMで使われていて息が長い。
深キョンのラムちゃんばっちり合っててよかったですよね、「あんまりそわそわしないで~♬」からはじまる主題歌もいいですよね。
あのなかなかハードルの高い衣装が似合うのは深キョンくらいでは。
「らんま1/2」(96年)、「犬夜叉」(2009年)から最近のは読んでいないのですが、とくにわたしは「めぞん一刻」が一番好きでしたね。ずば抜けて面白かった。
めぞん一刻第一巻(当時石原真理子(今どうしてるのか?!)、石黒賢(半沢直樹で活躍してました)主演で映画にもなりました)
特徴的なのは少年誌、青年誌に連載していたということですよね。
「めぞん一刻」スピリッツでリアルタイムで連載を読んでいたのが懐かしい。
「美味しんぼ」はじめ、あのころのスピリッツは面白かった(笑)
高橋留美子の描くマンガはラブコメが多く独特な世界観は「るーみっくわーるど」といわれています。
彼女のマンガは話が二転三転がそれ以上してからオチに来るストーリー展開もいいのですが、たくさんキャラクターが出てきて、そのキャラクターひとりひとりがめちゃくちゃいいんですよね。キャラクターがすばらしい。
「うる星やつら」だと、いつも胸にさらしをまいて学ランを着て男のかっこうをしているのに、男と間違われると激高して「おれは女だ~!」と殴り飛ばす浜茶屋の藤波竜之介が秀逸です。
浜茶屋の跡取り 藤波竜之介
マンガ好きの弟いわく(高橋留美子ファンで弟の部屋に行けばコミックが読めた)、この藤波竜之介の登場で「うる星やつら」の連載が続けられたそう。このころはだいぶネタが枯渇していたようです。
また、このときの発想がのちの「らんま1/2」につながっているそうです。
たしかに、この男女(おとこおんな)の登場で藤波竜之介をめぐり、混とんとしたラブコメ「るーみっぐわーるど」と言われる世界観が後半の「うる星やつら」の中でにさらに広がりましたものね。
今回この紫綬褒章受賞で「るーみっくわーるど」が認められてよかったです。
また久々に「うる星やつら」「めぞん一刻」再読しようかな。
(のげ)
2020/11/12