史上初!W杯ラグビー日本ベスト8進出!
またまたまたワールドカップラグビー日本大会についてです。
みなさんは先週日曜に行なわれた日本対スコットランド戦は視ましたか?
1次リーグA組最終戦、日本(8位)は過去1勝10敗と圧倒的に分の悪いスコットランド(9位)に勝ち4全勝で1次リーグ突破、史上初の決勝トーナメントに進出決定しました。
いやあ、この決勝戦、日本中が感動したんじゃないでしょうか。
わたしも興奮して手を叩きすぎて手が痛かったです(笑)
サモア戦後のリーチ・マイケル主将のインタビュー「スコットランドをボコりたい」というコメント、最高でしたね、その通りになりました。
決勝ハイライトを何度も視て思うに、今回の苦手とするスコットランド戦最大の勝因は、今まで3戦ではケガのため途中出場だった福岡選手を初めて先発させたことだと思います。
この采配はズバリあたり、福岡選手は見事2トライをあげました。
前半終了間際のラファエレの絶妙なキックパスからのトライ、後半始まってすぐの相手ボールを掻き出し奪い取っての独走トライもとてもよかったのですが、前半17分のトライを決めた松島選手へ相手タックルをうけ倒れながらつないだオフロードパスが素晴らしかった!
もちろん、このスコットランド戦は福岡選手がマンオブザマッチ(MVP、最優秀選手)を獲りました。
大坂なおみによる福岡選手へのサプライズ表彰もよかったです。
前半終了間際の福岡選手の独走トライ(公式ページより)
オフロードパスは、相手にタックルを入れられてのパスのことで、相手ディフェンスを引き付けることができますが、危険も伴う技術のいるプレーです。
前半25分の堀江→ムーア→ラフェエレと連続オフロードパスでつないだ稲垣選手のトライは、何より良かったですね。
FWがつないで最後はプロップの選手が決めるという珍しいトライです。
強豪校でラグビーをやっていた弟(FWでプロップ)によると、プロップがあの位置まで出て来てトライするなんてありえない!と言っていました。
インタビューでも「初めてトライしました、決めるとこんな気持ちなんですね」と稲垣選手は話していましたが当然です、サッカーでいうと極端ですが、ゴールキーパーが相手のゴールへシュートを決めるイメージ。
でも、現地横浜スタジアムで観戦したヒトによると、プロップの「笑わない男」稲垣選手がトライ決めて、ガッキーコールがものすごかったそうです。
連続オフロードパスでつないだ「笑わない男」プロップ稲垣選手の代表初トライ(公式ページより)
しかし、そのあと後半のスコットランドの反撃もすごかった!
何度もジャッカルでボールを取られたし、モールから相手ボールを奪いとるスコットランドの強さには感心させられました。
ラスト20分はスコットランドの猛攻撃で長かったですね~、イライラして疲れました。
時間稼ぎとはいえ、スクラムハーフの田中選手がモールからなかなかボール出さないのも余計イライラしました(笑)
最後は逃げ切れてよかったです、要注意選手キッカーのレイドロー選手が途中退場したのもよかった。
ところで、みなさんは気が付きましたか?
今回はワールドカップラグビーのテレビ中継は全て日本テレビなんです、NHKではありません。
1年前にワールドカップラグビーの全19試合の放映権を日テレが取得しようと動いていたとき、上層部から視聴率がとれる勝算はあるのか、放映権料で赤字になるのではないか、と最後までかなり大揉めに揉めたそうです。
ワールドカップラグビープロジェクトを推し進めた役員が、辞表覚悟でスポーツ担当プロデューサーとともに必死になって、難色をしめす上層部を説得したといいます。裏ではこんなドラマがあったんです。
結局ふたを開けてみたら、初戦のロシア戦、アイルランド戦、サモア戦とどんどん視聴率が上がっていき、この決勝のスコットランド戦では、平均視聴率39.2%、瞬間最高視聴率は53.7%と、紅白越えの数字を獲りました。
さて、次はいよいよ決勝トーナメント、準々決勝です。
わたしは20日のプールAの一位とプールB2位の準々決勝のチケットをもっているので(東京スタジアム)、今回まさか日本がプールAを1位通過して、日本戦をスタジアムで生で観られるとは、、、出来過ぎの最高の展開です。なんて運がいいんでしょう!
次の対戦相手は宿敵、南アフリカです。大会前のテストマッチでは大敗を喫しましたので、わたしが視てたスポーツニュースの元ラグビー選手の解説者は勝率25%と言っていました。なかなかリアルな勝率です。
2015年に前回W杯で南アフリカを34-32で逆転で破った「ブライトンの奇跡」のように、再び「調布の奇跡」を起してもらいましょう!
(のげ)
<おまけ>
これで、20日の日本戦、スタジアムで応援します! チケットにある画が歌舞伎がモチーフでデザイン凝ってます。
2019/10/18