中野坂上PROJECT現場レポート6
中野坂上プロジェクト、いよいよ完成引き渡しを迎えることができました。
昨年11月から着工して、7月末迄。
今回は建築コンサルティングという立場で関わらせて頂きました。
解決すべき問題等も多々あり、通常の新築工事よりも工期は長めの設定でしたが、
マスター工程表通りに無事完成引き渡しです。
大久保通り面する立地かつ、交差点からも近い為、
工事車両の出入りは大変だったようです。
お疲れ様でした。。。
エレベーター廻りの取扱説明を、管理会社の担当の方が受けております。
5階建ての壁式構造の場合、エレベーターの設置はとても悩ましいことです。
ワンフロアの部屋数が多ければ賃料の上乗せ分が増えるため、
エレベーターの設置コストを含めても利回りが下がりませんが、
部屋数が少ない場合は要検討です。
今回は、既に建築確認を取得済のプランがあり、
建築確認取り直しはスケジュール等を考慮して現実的ではありませんでした。
サッシ枠廻りのディテール。
施工会社の提案で、既製の三方枠を設置するよりも、
木の質感が出てアクセントになることや、コストメリットもあることから採用した案。
仕上は、木の素地にクリア塗装程度です。
壁構造につき奥行きがあり、小物を奥スペースとしても想定しております。
外観はコンクリート打放し+撥水剤がメインの仕上で、
一部にタイル仕上を施してあります。
サッシの大きさは可能な限り、ハイサッシとして、
緑道側の解放感を存分に取り込めるように配慮してあります。
室内からの見るとこれくらいの大きさです。
サッシの大きさはチョットしたことですが解放感や採光に大きく影響します。
図面段階では判りにくいですが、十分検討が必要です。
横の棒は、落下防止の手摺を設置してあります。
エントランス廻りの外観。
一部に、質感がある茶系のタイルを貼ってあります。
エントランスの横やゴミ置き場や自転車置場となる予定です。
建ぺい率に余裕が内エリアですので、専有部分を削って設置する場合もあります。
先々の維持管理も考慮して経過することが重要です。
最後に住設(設備)。
特段仕様が高いものは使っておりませんが、
今回はIH2口コンロを採用です。
ガス2口が標準という物件が多いですが、IHが募集上で負の要素となる訳ではないというPM会社のコメントや、
コスト面でのメリットも踏まえての採用となりました。
引き渡し時には、金融機関担当者の方も同席され、
オーナー共々、大変喜んでおられました。
着工まで様々検討課題があった現場でしたので、
関係者の面々も一息つくことが出来そうです。
こちらの物件は、既に募集が始まっておりますが内見は可能です。
物件に関するご質問や、内覧についてのご相談は遠慮なくお問合せ下さいませ。
中野坂上プロジェクト関連情報
- 中野坂上プロジェクト
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート1
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート2
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート3
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート4
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート5
- 中野坂上プロジェクト 現場レポート6
2016/06/01