パリは燃えているか~ノートルダム大聖堂の火災を視て~
パリのノートルダム大聖堂の火災はテレビで視ていて痛々しくなるほど悲しい映像でした。
大学でフランス語を教えている友人いわく、「修復工事をしていて建物をダメにしてしまうのはフランスらしい」。
第2次世界大戦の空襲も免れていたこの美しい歴史的建造物が、よりによって「修復工事」の不始末で焼け落ちるとはなんと皮肉なことか・・・
あっという間に巨額の寄付が集まり、(エールフランスは修復にかかわる関係者の搭乗を無料にすることを発表しました)
仏大統領はノートルダム大聖堂を「5年以内に」「より美しく」再建することを表明しました。
うん?それって「別物」になるということ?
次から次へと出てくる再建のニュースには違和感ばかり。
シャルトル大聖堂が火災のため再建されたときは屋根の木の構造が鉄に置き換えられてしまったそうです。
ノートルダム大聖堂とシャルトル大聖堂まで足を運んだわたしとしては、なるべく元の姿に「忠実に」再建してもらうことを願うばかりです。
さて、どうなりますか・・・
(のげ)