飛行機の座席、「窓側」「通路側」どちらに座るか問題
この夏休みに旅行や帰省で飛行機に乗られた方も多いかと思います。
予約のとき飛行機で座る座席を窓側にするか通路側にするか、迷うところですよね。
総合旅行サイト、エクスペディアの日本語サイト、エクスペディアジャパンが、世界23か国の男女およそ18000人にフライトに関する調査を行ったところ、「日本人は通路側の席を好む」という興味深い結果が出ました。
「機内の座席は窓際?通路側?」という質問で、日本人の比較では53%と僅差で通路側でしたが、国際比較すると半数以上通路側を希望するのは日本だけ、世界でもっとも通路側を好むという結果になりました。
年代別では若い人は窓側を好み、年齢が高くなるにつれ、通路側を選ぶことがわかります。
これは年をとるとトイレが近くなるという現象にもとづくことですが(笑)
また興味深いのは、機内で窓側や真ん中に座っていて通路側に出たいとき「寝ている人を起こして動いてもらう」と回答した割合が低く、24%と世界最下位。
一番多いのが「通路側の寝ている人を乗り越える」、でも乗り越えるって・・・これって寝ているひとを起こさないように体をもっていくなんて体勢とかなかなか厳しいですよね。
「その人が動くまで待つ」というのも多いような気がします。
こういう煩わしさから通路側が好まれるのかもしれません。
そして、機内で友人、家族、恋人と隣同士になれるよう、隣の乗客に席の交渉をしたことがある人の割合ですが、日本は6%でこれも最下位でした。
このように見てみると、人に声をかけて要求することが苦手な(そのくせCAには遠慮なく何度も呼んでワガママを言ったりするのですが)、遠慮深い日本人の国民性が出ている面白い結果ですよね。
私なら自分のペースで動きたいので通路側を選ぶかな、一緒に乗る人数やフライト時間の長さによっても違ってきますが。
世界と比較してみると、快適に機内を過ごすにはあまり我慢せず必要なことは主張してもいいのかも、と思いました。
(のげ)