3Dプリンターで家を建てる[Part2]
3Dプリンターで家を建てることにとても興味があります。
前回はホームレスの為の住宅
前回はホームレスの為の住宅
今回はデザイナー系の注文住宅。
家を建てることは、お金も時間もかかること。特に注文住宅ならなおさら。一部をオートメーション化している建築業者もいる。
建築のスタートアップ企業ブランチ・テクノロジー(Branch Technology)は、3Dプリンターで家の部材を作る。カーブ・アピールという名称です。
建築のスタートアップ企業ブランチ・テクノロジー(Branch Technology)は、3Dプリンターで家の部材を作る。カーブ・アピールという名称です。

同社は2018年、同社初の住宅のモデルハウスをテネシー州チャタヌーガに建築する。設計は建築事務所WATGが行った。広さは1万平方フィート(約930平方メートル)。3Dプリンターが数カ月かけて、壁や屋根、床などを出力し、建築チームが現場で組み立てる。

建築コストは、30万〜40万ドル(約3200万〜4300万円)と同社は見込んでいる(仕上げは別)。だがまだ最終的な販売価格は未定。
このプロジェクトのさらなる目標は、建築における3Dプリンターの可能性を広げること。
カーブ・アピールの広さは1000平方フィート(約93平方メートル)、ベッドルーム、バスルーム、リビングルームを備える。
建築には3〜4カ月かかる。設備の搬入など、実際に住めるようになるには、さらに4〜6週間。
まずブランチのシステムがWATGのデザインを3Dプリンター向けのコードに変換する。
まずブランチのシステムがWATGのデザインを3Dプリンター向けのコードに変換する。

前回紹介したものとはここが違うのですが、
層を積み重ねて造形する従来の3Dプリンターと異なり、ブランチの3Dプリンターは、格子を作る。そこへ泡状の液体とコンクリートを注ぎ、固める。


ブランチの広さ4万平方フィート(約3700平方メートル)の工場では、4台のロボットがパネルを作成。パネルは最終的には組み合わされる。
フューラー氏は、同社の住宅は通常の木造住宅よりも3〜4倍の強度になると語った。
また従来よりも廃棄物も少なくなる。必要なパーツのみを出力するためとフューラー氏。

同社は、モデルハウスの建築コストを1平方フィート(約0.1平方メートル)あたり300〜400ドル(約3万2000円〜4万3000円)と見積もっている。ただし、仕上げや家具は別。
Branch Technology
フューラー氏によると、この価格でも人の手で同じような家を建築するコストを下回っている。人の手で建築した場合、1平方フィートあたり800〜1400ドル(約8万6000円〜約15万円)になる。熟練工が必要になるためだ。
フューラー氏によると、この価格でも人の手で同じような家を建築するコストを下回っている。人の手で建築した場合、1平方フィートあたり800〜1400ドル(約8万6000円〜約15万円)になる。熟練工が必要になるためだ。
完成後はカレッジに寄付され、授業に使われる予定。
ブランチは3Dプリンターは、未来の住宅建築を象徴していると考えている。なぜなら、プロセスが非常に効率的だからだ。興味深いですね。
岡村 尚人