【収益物件コラム ご注意】建築条件付賃貸マンション用地?
【収益物件コラム ご注意】建築条件付賃貸マンション用地?
加熱する、不動産投資市場。
最近ちょっとしたトラブル案件を耳にしている。
それは「建築条件付き賃貸マンション用地」といいながら、「条件通りの建築が進まない、、、、」と言う案件。
そもそも不動産取引での「建築条件付き」とは以下のようなものです。
【建築条件付き売地】
更地を購入する際に、建築する建築業者を予め指定。
建築プラン、仕様、見積書が備えつけられており、土地を購入する買主側としては、直ぐに建築を進められるというもの。
一般的には売買契約から3カ月以内に工事請負契約締結まで至らなければ、売買契約そのものが白紙解除される。
今回の案件は、土地の売買契約、建築の確認申請手続きまで進んだところで、建築がストップしてしまった。
土地の買主は手付金として多額の現金をつぎ込んでいるもののそれに見合う段階まで工事は進んでいない。
土地の借り入れ金利は当然発生し、建物が完成しないと家賃が入らない、、、。
蓋をあけて見れば、土地は相応の価格で、建築費が以上に安いのだから驚き。
相場の7割程度。
計画を見直すか、そのままの状態で売却できるか?
様々検討が必要となる。割ける時間も限定的。
さらに驚きは、このような案件が複数存在するという噂も。
新築する場合は、完成・満室稼働までのリスクはユーザーが負わなければならない。
だから、建て売り物件(完成売り)よりもりまわりが高かったりするのだから、、、。
その部分でのリスクマネジメントはとても重要となる。
それにしても、こんな業者が世の中存在するから不動産業界は信頼をされない。
真面目に誠実にやっている業者もいるのだからなんとかしてもらいたい考えものだ。
2016/03/29