マイ・フェイバレット・プレイス/私の好きな場所
週末は千葉で過ごしました。
幕張のアウトレットでコートやニットを買ったりして冬支度をしてました。
せっかく千葉まで来ると必ず行きたいとても好きな場所があります。
千葉県佐倉市郊外にある、DIC川村記念美術館です。広大な庭園のなかに建つ美術館。
近現代美術のコレクションとしては、日本でも有数の規模をもちます。
DIC(創業時は「川村インキ製造所」)の創業者・川村喜十郎をはじめとする川村家3代の収集品を開館しました。
収蔵品が素晴らしいのです。現代美術はアメリカの作品が多数。個人的にかなり私好み。
マルク・シャガールの「ダヴィデ王の夢」とても好きです。
絵画の情報量がとても多く、混沌とした印象。
20世紀抽象絵画の巨匠、マーク・ロスコが、ニューヨーク・シーグラム・ビルディング内にある
フォーシーズンズ・レストランのために描いた7点の作品のみを展示した「ロスコ・ルーム」があったり、
階段を上がると、サイ・トゥオンブリーの展示と合わせて周辺の植栽(というか森)を
ピクチャーウィンドウで取り込んでいます。
フランク・ステラの巨大にインスタレーションがあったり。
ジャクソン・ポロック「 緑、黒、黄褐色のコンポジション」を身近でみれたり
ウォホールの「フラワーズ」をお腹いっぱいになるまで見られます。
ジャスパージョーンズの名作「ハイスクールの日々」含め多数展示されてます。
以上、常設展の内容がとても豊富なのがうれしい。
勿論展示入替もあります。来るたびに新鮮な驚きがあります。
企画展も興味深いです。
江戸時代の東京や横浜の風景や人物が伺えます。
美術館周辺は、緑豊かな北総台地の自然に恵まれ、隣接するDIC総合研究所と合わせて約30ヘクタール(9万坪)
の敷地内は、樹木200種、草花500種を超え、野鳥や昆虫も数多く生息しています。
木立のなかを数百メートルにわたって続く散策路を歩けば、四季の移ろいを間近で感じることができます。
美術館、レストラン、散策路、一日いても飽きない「私の好きな場所」の一つです。
岡村 尚人