土地購入からの賃貸経営スタイル「土地からオーダーメイド賃貸」

立地も間取りもデザインも自由自在の不動産投資

北京へ行ってきました

先週末の3連休を利用して中国の北京へ行って来ました。目的は建物を見て回ること。

北京空港へ着陸した瞬間、期待通りの視界の悪さ。

険悪なムードの入国審査を終え、空港を出るのにも荷物検査、市内へ向かうエアポートエクスプレスに乗るのも手荷物検査。そして地下鉄は乗るたびに改札ま手前で手荷物検査。さすが中国の首都。厳重です。

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そんな、日本では味わえない緊張感の中、中国国営中央電視台CCTV(レムコールハース設計)に到着。このビルは霞んだ街でどれだけランドマークになり得るかを考えたそうです。この形態ですので工事も大変です。

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そして隣はTVCCビル。ホテル棟ですが、工事中に火災を起こしました。そんなこともあってか、この辺りには一般人は入れません。外から眺めるだけ…。

そして、SOHO Chinaというデベロッパーが開発する複合施設を何件か見て回りました。

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まず、建外SOHO(山本理顕設計)。同じデザインのタワーが何棟も建っています。その中は小規模な店舗やオフィス、住宅になっています。地下と1階は庭から直接出入りします。外壁はガラス張りで自由に店舗の看板を出しています。敷地に入ると明るい路地が入り組んでいて、何処かの街にいるようで気に入りました。テナントの入居率もここが一番だったと思います。一番古く、認知度が高いということもあるかと思いますが。

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そして朝外SOHO。かっこいい。

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SOHO尚都。

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そしてザハ設計の望京SOHO。渓谷をイメージしたそうですがヌルっとした何とも言えないデザイン。街のシンボルです。ビルに挟まれた谷部分が広場になっています。ビルの窓拭き、ロープで行います!

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それから同じザハ設計の銀河SOHO。こちらは望京SOHOに似ていますが建物同士がつながっていて窓の外にもバルコニースペースがあります。テナントもまだまだ空室が多いです。日本のショッピングモールのように事前にテナントを誘致して満室にしてからオープンする訳ではないようです。本当はそうしたいのかもしれませんが…。

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三里屯SOHO。ここは繁華街にあります。結構な賑わいです。

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そして別のデベロッパーですが、当代MOMAというレジデンスとオフィスとホテルのコンプレックスです。スティーブン・ホールが設計しました。池を囲むように10棟のビルがあり、全てがブリッジで繋がっています。写真では写せないのですがこの建物は圧巻でした!

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また、国営の工場(とにかく広い!)をそのままアート系の店舗やギャラリーにリノベーションした798芸術区(アートゾーン)。

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そして2008年北京オリンピックの会場になった鳥の巣(ヘルツォーク&ド・ムーロン設計)と水立方(PTW設計)。

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そして天安門広場。

 

オリンピックに向けて大規模に再開発された北京ですが、未だに開発は続いています。

しかし、気になったことは、街中に不動産広告を見かけなかったことです。

中国で建物や土地の持つ価値って、一体どんななんでしょうか?

興味が湧いてきます。

 

(渡辺博之)

   

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