物件の供給者として
昨日は竣工間近の浜田山プロジェクトの社員内見を行いました。
社員全員で建物全体をくまなく見て回ります。
趣旨は、マンションデベロッパーが竣工検査で行うような細かな傷を見つけて回るような現場チェックではなくて、入居者目線、管理者目線、オーナー目線で間取りやデザインなどの企画設計の評価と再検討すること。
帰社後は気づいたことを共有して設計チェックシートへフィードバックし、アップデートしていきます。
賃貸マンションは「商品」であるわけですから市場での競争上の優位性を持つ物件はどんなものか、最低限備えていなくてはならない性能や魅力があるはずです。
一方で、当社の企画する物件は「オーダーメイド」ですからオーナーの要望や敷地条件など個別的な要素については、担当者それぞれの対応や提案による部分も大きいです。
なのでこの設計チェックシートは生産性を向上させるような、いわゆる「作業工程マニュアル」的な部分と、個別的な提案領域にも必要な「考え方の軸」的な部分が必要です。
これを社内で共有して運用して、改善していくことで常に一定のレベルの物件を市場に供給していくことができるのだと思っています。
(渡辺博之)