ウインブルドンを視て想うこと
先日、全英ウインブルドン大会が終わりました。
去年の7月はコロナの真っ只中で(今もそうですが)、全仏大会(ローランギャロス)は6月のところ10月に延期になり、その間の7月開催のウインブルドンは中止になりました。
4大大会の中でコロナで開催中止になったのはウインブルドンだけ。
今回のウインブルドンは大坂なおみはもろもろあって欠場、錦織選手も早々に敗けてしまいちょっと盛り上がりに欠けましたが、それでも今年はウインブルドンが無事に開催されてほんとよかったです。
男子は3大会連続でジョコビッチの優勝になりました、すごいですね。
ビック4(ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マレー)と言われてた男子テニス界も最近はズベレフ、ティームなど若い選手が台頭してきました。
今回の対戦相手も若い25歳、珍しいイタリアの選手でした。
ジョコビッチは1セット目は落としましたが、そこでくずれず2セット目以降は自分のペースをだんだん取り戻してミスを修正し、結局そのあとの3セットはすべてとって優勝しました。
NHKの解説者が言ってましたが、ジョコビッチは修正能力がすごい。試合巧者です。
テニスは走りっぱなしの激しいスポーツなのに若さだけではないのが面白い。
対戦相手より10も上の35歳ジョコビッチが逆転していく様を視ていて気持ちよかったです。
ところで、NHKで男子決勝を視ていたら、びっくりしたのは観戦席は満席、着席しているひとでマスクをしている人を見つけるのが大変なくらい、観客はほとんどマスクをしていません。
変異株が猛威をふるったイギリスでも満席でマスク無しで開催しているのに、感染がイギリスほどではないのになぜ日本はオリンピック無観客なんだろう・・・と視ていて空しくなってきました。
もちろん、ウインブルドンとオリンピックとは規模がまったく違いますが、せっかく開催するなら観客を入れてちゃんとやってほしかった。
自国開催なのにテレビで観戦って悲しすぎますよね・・・
でも、どうして悪いことばかりではない。
このもやもやした気持ちはいま、大谷翔平選手のメジャーリーグでの大活躍で吹き飛ばしてくれています。
日本人選手の初のホームランダービーは初戦で敗退しましたけど、最初は凡打だったのに後半SHOWTIMEで追い付いて最後は延長線までもつれこんで見ごたえがありました。
レセプションに登場した大谷服装も黒ジャケット上下にインナーは白Tシャツに下は素足に真っ白なスニーカーとオシャレ上級者の服のチョイスもよかった。
呪われた東京オリンピック2020、やる以上は大いに楽しみますが、いまこの大谷選手の大活躍は日本の救いです。
このくさくさした気持ちは彼がこれから打ち立ててくれるであろう前人未到の大記録、大活躍で晴らしてもらいましょう!
(のげ)