日本ネーミング大賞2020発表
日本ネーミング大賞2020が発表され、第一回の最優秀賞(大賞)には「鼻セレブ」が選ばれました。
第一回ということで、この賞は今年から始まりました。
今年最も称賛すべき「商品名」「サービス名」「社名」などを選ぶ賞で、発売年度は関係なく、その年の審査期間中に販売、提供されていれば対象となります。
審査委員長は爆笑問題の太田で、審査員はコピーライターが名を連ねています。
ちなみにコンビ名の「爆笑問題」は太田がつけたそうです。
あと事務所名「タイタン」も彼がつけたとか。
なかなかネーミングの才能もありますね。
大賞のほか、各部門から選ばれた優秀賞は以下の通りです。
【優秀賞(各部門)】
ガリガリ君(菓子・アイス・スイーツ)
カップヌードル(食品・調味料・サプリ)
午後の紅茶(飲料)
一番搾り(アルコール)
救心(医薬品系)
NONIO(化粧品・トイレタリー)
ウォシュレット(家電・ゲーム)
PayPay(情報サービス・アプリ)
宅急便(旅行・交通・物流)
東京スカイツリー(不動産・商業施設)
SKYLINE(自動車)
AIRism(アパレル)
MUJI(屋号)
(CIAO)ちゅ〜る(その他)
【審査員特別賞】
カップヌードル(食品・調味料・サプリ)
AIRism(アパレル)
鼻セレブは断トツ1位ですね。高級感を「セレブ」の一言で表したのが秀逸です。
もともと「モイスチャーティッシュ」という名で高級ティッシュを販売していたものの売れ行きがかんばしくない状況でのリニューアル。
「鼻セレブ」は100個近い案から選ばれたそうです。
あとネーミングもいいですが、パッケージデザインも秀逸。
白地に動物の鼻のアップのモノクロ写真は当時としてはインパクトありましたね。
ジャケット買いじゃないけど、写真で箱買いしちゃいますもんね。
リニューアルして相当売れたんじゃないでしょうか。
(このかわいさ!少々高くても買っちゃいますよね(笑))
優秀賞の「午後の紅茶」、「一番搾り」、「救心」もうまい。
「救心」はなんと大正14年発売!
レナウンの抗菌靴下「フレッシュライフ」→「通勤快足」とか「ラ・フランス」とか名前を変えただけで売れた商品ってありますもんね。
いちばんうまいのは「東京環状線」だった線を石原都知事が命名した「大江戸線」ですね。
同じく石原都知事が命名した「首都大学東京」はいただけなかったですが(各界から評判がわるく結局元の「東京都立大学」に戻しました)、「大江戸線」は評価できます(笑)
商品力も大事ですが、長く商品が続くにはネーミングはとても大事ですね。
(のげ)